しっぽピトンピトン♪

  • 2012.04.07 Saturday
  • 15:49






みーにゃのしっぽは先がちょっと曲がった鍵しっぽだ。しっぽの先はきれいな黒で、長くてしっかりしたしっぽである。しっぽをくるりと足に巻きつけて座っている姿はなんとも言えず品がある。しっぽをピンと立て揺らしながら階段を下りて行く後ろ姿は優雅で、いつも惚れ惚れと見とれてしまう。みーにゃが窓辺に座って外を眺める時、私はそっと近寄り、みーにゃに話しかける。「今日はいいお天気だね。気持ちいいね。みーちゃん日和だよ。」みーにゃは私の話にじっと耳を傾け、そのしーんとした感じは、あ、今、みーにゃと心が通じてる、といつも思う。そしてしっぽを見ると、必ずピトンピトンとしっぽの先が上下に揺れている。ベランダにいる時も同じだ。静かに座っているみーにゃのそばに座り、いいお天気だねと囁くと、みーにゃのしっぽはピトンピトンと上下している。なんにも言わなくてもそばに行くだけでしっぽの先がピトンピトンと揺れる。ピトンピトンが少し早くなってピトピトと揺れることもある。どちらにしても、私がそばに座っただけでしっぽが動き始めるのだ。表情には表われないけれど、しっぽを見ると絶え間なく動いていて、私がそばにいることが嬉しいんだなとわかる。

















まだ家に来て間もない仔猫の頃、家の中にばかり閉じ込めておくのもかわいそうだと思い、時々抱っこして家の前で日向ぼっこをした。ある時、みーにゃのしっぽがピトンピトンと私の腹を柔らかく叩いた。子どもが抱っこしてもらって嬉しいとよく足をぶらんぶらんとさせることがあるが、みーにゃのピトンピトンはそれと似ていた。あ、今、みーにゃは嬉しいんだ。私はそう思った。今でも抱っこして窓から外を眺めると、しっぽがピトンピトンと私を柔らかく叩く。

みーにゃは人間ではないので何も言わないし、大抵無表情だ。でも今そばに行ったら邪魔かなと思っていると、しっぽを見るとピトンピトンと揺れている。私がそばに行くことをこんなふうに喜んでくれるのは、恐らくこの世界の中でみーにゃだけだろう。

みーにゃがピトンピトンとしっぽを揺らして私の話をじっと聞いている時(実際に聞いているわけではないけれど、静かに私の語りかけに耳を傾けているように見える)、私たちのまわりがしーんと静かになって、今みーにゃと心が通い合ってるなと思う。他の猫にこのように感じることはない。みーにゃだけである。

みーにゃって人間みたい、と時々言われる。他に同居猫はいないし、私と二人だけで暮らしてきたから(正確には去年の9月までは母もいたので3人)自然と人間みたいになってしまったかなと思うけれど、みーにゃの場合は最初から人間DNAが備わっていたのではないかと密かに思っている。

競争相手もなくおっとりと育ったみーにゃは人も猫も疑うことを知らない。どんな人も優しいと思っているし、どんな猫もともだちと思っているらしい。最近、どうかするとくろーにゃにとっちめられてボカスカ殴られることがある。みーにゃはびっくりして応戦するけれど、所詮くろーにゃの力にはかなわない。這々の体でベランダへ逃げる。その後しばらくはぼーっと外を眺めている。でも、しばらくするとなんとなくくろーにゃが気になって戻ってくる。くるくるした目で、「ねえ、くろーにゃ」と覗きに来る。みーにゃにはそういういいところがある。



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